多摩蘭遊会[杭州寒蘭展]

 

 


今年は夏の猛暑のせいで花芽が出るのが一月も送れたため、蕾が十分生育しないで開花してしまったものがほとんどでした。あまり本咲とはいえないものもありましたが、杭州寒蘭らしい花が揃いました。以下画像を添付します。

 

優勝:無銘の桃紅色移りサラサ

ベタの桃紅色に発色する大輪花ですが、左の花を見ると下2輪は完全に開いて桃紅色に発色していますが、その上の3輪は蕾が固く、その内2輪は未だ青いままです。これが真横を向いて開き始めると急に色が乗ってきます。

準優勝:紅娘

菫色に発色するやや小振りの花。まさにかわいい娘さんのような花です。

準優勝:喝采

改良園から出た名花ですが、如何せん今年は本咲とはなっていませんでした。

準優勝:名月峡

これも有名な花ですが、やはり本咲とは言えず優勝を逃しました。
準優勝:素宝

小型で姿良くまとまった素心です。
優秀賞:大雄寺

容良い青の大輪花ですが、如何せん完全なヤブ咲となってしまったところが残念でした。 
優秀賞:無銘紅サラサ

優勝した紅サラサよりも濃色の移りサラサ
優秀賞:小孔雀

舌に明るく大きな紅点が入り、これが青の花弁に良く映えて強い印象を与えています。 
以上が入賞花ですが、これ以外で目に付いた花を幾つか紹介します。

望水
弁幅のある小型の花。

月兎
黄色を基調とした薄紅サラサ、杭州寒蘭には珍しい配色ですが古い花です。

碧露
碧緑色の濃い杭州寒蘭らしい青花
古美
捧心に少しだけ蝶が出る、杭州寒蘭の古典的名花。
昆明湖
独特の碧緑色大輪花。黄さん命名の花
彩扇
少し丸っこい小型のサラサ、捧心が染まるのは杭州寒蘭の特徴。
青無銘
無銘品だが小型で姿の良い咲き方をしている。
太原の月
大輪の薄色サラサ

これらを含めて出品は93鉢でした。中には最終日にやっと開き始めたような花もあり、全部を紹介できないのは残念です。 

瑞兆
容の良い青花