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質問 回答
ベタ舌についてお伺いします。青のベタ舌には、古都・鳥丸・薩摩等、更紗は酔玉・福の神などがありますが、紅花については、なかなかいい花がないような気がするのですが、これはというものがあれば教えてください。(極楽鳥等は除いて)リストの中に貴娘がありますが、私は現物の花を見ていないのですが、写真を見ればいい花に思えるのですがいかがなものでしょうか。教えてください。
    

 それと、培養土について、薩摩土・パーライト・だけ土で植えていらっしゃるとのことですが、水かけは3日ぐらいなのでしょうか。ゼオライトを使っていないのは、鹿沼土でなく薩摩土だからだと考えますが、だけ土は少しでも乾きが速くなるように混ぜていらしゃるのでしょうか。よろしくお願いします。



      ゴミを取り除いて乾燥させた黒土

 

 

 

 紅花ベタ舌ですが、熊本と宮崎にそれぞれ別の花が登録されています。熊本のものはどうも五木辺りの産の様ですが、命名者が亡くなったので詳しくは分かりません。その株は現在京都の私の友人が持っています。写真を見ましたが、中々良い花のようです。品種名は覚えていませんが、必要なら友人に聞いておきます。宮崎のものは確か「国旗」という名前だったと記憶しています。こちらも実物を見た事が有りませんので批評はできません。

 お話の「貴娘」ですが、この花が出たときには大変話題になりました。ところが、現物が極めて少なかった(今でもそうですが)ので、話題にはなったものの誰一人「手に入れた」という話を聞きませんでした。
その後、次々に新花が出てきたので、何時か話題にならなくなりました。大半の花は命名時にはそれほど数が無いので、話題にはなっても普及する事はありません。せいぜい「○○方面に動いたらしい」という話を聞く程度です。しかも、それが正しいとは限りません。この様な花が再び展示会に出てくるのは最高に早くて2年後、成長が悪かった場合や所有者が増殖に力を入れた場合は数年間展示会に出てこない場合があります。詳しい事情は分かりませんが、「貴娘」も東洋蘭オークション以外で売り物を見た事が有りません。まして花となると、写真も命名時の写真以外にはオークションに掲載されているものくらいしか知りません。

 また、「極楽鳥」ですが、「虹雀」(紅雀と書いてある場合が多い様ですが、正しくは虹だったと思います)や「大黒殿」とは全く違います。本物の「極楽鳥」を昨年初めて見ましたが、本などに載っているものも大半は偽物です。それまでにも「極楽鳥」は色々見ましたが、それらとは全然別の花でした。本物は「凄い!」の一言です。紅花ベタ舌の中では比べられる花は無いと思います。あまりにも偽物が多くて、偽物が本物の様になっていますので、花を見てから購入するのが最善の方法だと思います。ピンぼけの写真しか有りませんが、本物の「極楽鳥」の写真を添付します。もう一度言いますが、「極楽鳥」は本物と言われている(本人が思っている)ものの大半は偽物です。ご注意下さい。

 

 

 

 薩摩、パーライト、ダケ土の配合土は非常によく乾きますので、環境にも寄りますが水は多くても差し支えないと思います。特に成長期は水で傷める事は無いと思っています。潅水間隔はごく普通に「表面の第二層が乾いたらやる」で良いと思います。ここで言う第二層とは、表面から見える表面の直ぐ下の土粒の事です。ゼオライトですが、「水が腐らない」と言う事で使っている方が多いと思いますが、正しく言うなら水は腐りません、肥料などの不純物が腐るのです。水をどんどんやって入れ替えれば腐る事は無いと思います。また、根を悪くするのは腐敗が原因ではなく病原菌が原因ですから、植替えの時に悪い根を完全に取り除いて消毒をすれば、新根にうつる事は無いとおもいます。

  鹿沼土と薩摩土の違いですが、薩摩土の方がやや固くて水はけが良い様です。それに鹿沼土の場合微塵が多くて蘭に使えるものは半分ほどしか取れません。無駄が多いので(最近は捨てる事も容易ではありません)使われなくなったのだと思います。

 ダケ土ですが、見たところ湿っていても蘭が使えるほどの水分を持っていませんので、水掛けを頻繁に行う必要が有ります。保水の役にはたたないので注意が必要です。私がダケ土を使った理由ですが、焼き土(火山灰土も同じです)以外の土を使いたかったからです。なぜなら、焼き土は燐酸を吸着して離さないので肥料のバランスが崩れると思ったからです。本当は粘土の様にコロイドのイオン交換をするという土が最高だと考えたのですが、まさか粘土は使えないので泥岩のダケ土を使う事にしたのです。ところがダケ土は重いので、展示会などで鉢を動かす時には一苦労します。

 最近は薩摩土と黒土の混合に変えていますが、こちらは、まだデータ不足です。根は黒くなって以前の土ほどきれいには出来ませんが、葉は惚れ惚れするほど良くなりました。葉幅、厚み、葉色共に良くなりました。しかも肥料は一切やっていません。後は根が黒くならない様な配合の割合を見つける事だと思っています。