こまっちゃんからのアドバイス

 
別に秘伝でも良作のこつでもありませんが、私が今これでいいんだろうな、と思うことを書いてみます。




1 植鉢
苗に似合った鉢。
寒蘭は鉢や葉、花のバランスが大切です。苗のうちからバランス感覚を養うように。
アンバランスな鉢植えを毎日ながめるのは、イライラ、ストレスがた
まる元です。

2 植土
過去にはいろいろと試してみましたが、現在は「さつま土」の大粒と
中粒、それに用土全量の一割ぐらいを「ゼオライト」としています。
鉢底には大粒を数センチ置き、これは水抜き穴代わりです。
ですから、中粒で全部植えているといってもいいかもしれません。
表面の化粧は施さず、四角いザルで微塵を篩いながら大きな用土から植えてゆくと、最後には隅の方に小粒が残ります。それを化粧代わりにしています。
表面の用土が大きい分、乾きも早いため、心持ち深植にしています。
(左写真)
3 水やりと施肥
冬場は保温設備がないですから、凍上が一番怖いです。
天気予報を良く聞き、乾いていても高気圧が張り出し、寒気が来そうなときはやりません。
蘭小屋の作りから過乾燥になりますので、昨冬は12月から3月下旬まで加湿器をつけっぱなしでした。
ちなみに、昨年の12月は4回、今年に入って1月2回、2月3回、3月はグンと多くなって6回でした。
これから夏に向かい、窓は一日中全開ですので、乾きも早く、3〜5日に一回の割りになると思います。
(用土が適当であれば、水やりで寒蘭を枯らすことはない、を信条と
しています。)
夏は夜半に、冬は午前中にが蒸らす失敗が少ないそうです。
肥料は液肥(ハイプログリーン)の1,500倍を水やり三回に一度ほど。
気が向いたら、木酢液を1,000倍やEM1の500倍をやったりしていますが、施用の効果はいかほどか分かりません。

4 採光
できるだけ明るくをモットーとしています。
小屋の天井は天津すだれを二重がけとし、これは通年です。
冬場は南からの日を十分に採るため、南面には何もかけません。
(右写真)
8月にはいると花芽も伸びてきますので、花が日を追わないように南面にすだれを掛けます。

5 開花棚
昨年から色花を外に出し、朝日を当て始めましたが、昨秋は気温が高かったこともあり、今一つというところでした。
が、桃花は今まで出したことがないくらいにきれいに咲いたものもあ
りました。蘭小屋の中ではそうは行きません。
ということで、組み立て式の開花棚を作ってみました。
(下写真と右下写真)


四方の枠の材料は4cm角の垂木材と4cm×1cmの筋交い板です。
組み立ては8本のボルトで、締め上げれば頑丈なものです。
鉢台は1cm厚のコンパネです。
4mm目の防風網を張り巡らせば、完了です。
網を除く棚だけですと、材料費で3,500円ほどでしょうか。
制作には3時間もあれば十分です。
約1.0mの立方体ですので、20鉢は置けると思います。